Everyday自由研究

日本人とベトナム人の、これからを作る。

こうして僕はベトナム語の鬼門「母音の発音」を理解した。

日本語の母音は「あ,い,う,え,お」の5個。

一方でベトナム語の母音は「a,ă,â,i(y),u,ư,e,ê,o,ô,ơ」の11個。

倍の数あるうえに、a系統だけで3個、o系統も3個あり、初学者にとって違いがいまいち分かりません。

正しいベトナム語が喋れるようになるかどうかは、この母音の発音を正しく理解できるかどうかにかかっているといってもいいでしょう。

僕は、(勝手に名付けた)ベトナム語マスター四天王の力を借りて、なんとか最低限のポイントは認識できたかなという状態にまでなったので、

その過程をまとめていきたいと思います。

 

100%ではなく「70%の理解」を目指す!

まず1人目のマスター・HOCさんは現地でお仕事をされている日本人の方であり、ブログ「ベトナムde大逆転」の中でこんな名言をおっしゃっていました。

7年間ベトナム語に触れている僕でもベトナム人からは「理解できるけど少し違う」と言われる有様です。

発音の基本を理解したあとはアウトプットしながらだんだん周りの音と合わせていくくらいでいいと思います。

完璧を目指して結果話せないなら、7割の完成度で話せたほうが絶対にいい!!

vietnamhoc88.com

つまり、ベトナム語の発音について「完璧になったら次へ進もう」などと思って勉強していると、いつまで経ってもその泥沼から抜け出せず、

結果、嫌になってベトナム語の勉強を断念してしまうのがオチということ。

それだけ、ベトナム語の発音は奥が深すぎるのです。

断念してしまったら元も子もないので、そうなる前に、7割の完成度まで持って来れたらさっさと次へ行こうというのが、まさに発音学習の極意だということを学びました。

 

シンプルな例に置き換えてイメージする!

続いて2人目のマスター・トマトさん。「田畑トマトのベトナム語ボックス」の中で、母音の発音について、非常にシンプルで分かりやすい説明をされていました。

例えば、

u:日本語の「う」より口をすぼませ、唇を前に突き出してキスするような「う」。

ư:「い」の口で「う」と言う。ボディーブローを食らったときの口の形のようにする。

vietomato.com

どうです?めちゃくちゃ分かりやすいですよね。

全ての母音について、延々とこの感じで解説をされているんです。

この記事読んで、口の形のイメージが一気に湧いてきました。

 

 YouTubeで口の形を視覚的にイメージ!

いよいよ後半はNativeかつYouTuberです。

3人目は、YouTubeチャンネル「Learn Vietnamese With Annie」を運営しているAnnieさんです。


Vietnamese Pronunciation #2: 11 Single Vowels

この動画はまさにVowels=母音についてまとめられたものなんですが、

動画の利点を最大に生かして、口の形の違いや特徴にメインスポットを当てた、とても分かりやすいレクチャーに仕上がっています。

例えばe

文字だけだと「eはêよりも広く大きく口を開く」という漠然とした解説になってしまいます。

具体的に、どの程度広くすればいいのか、口のどのパーツをどう使うのか、結局のところあまり分かりません。

それを見事に解決してくれるのがこの動画です。

eは「頬の筋肉で口を左右に引っ張る感じで開く」んだなというのが視認できるんです。

Annieさんの解説は全て英語ですが、テロップをつけてくれてあるので大丈夫です。

 

キーワード「喉を使って発音する」

ラスト4人目は、現地のベトナム語教室「Tieng Viet Oi」の創設者で教師の一人、Lanさん。

YouTubeチャンネル「Tieng Viet Oi - Vietnamese Lessons」の発音解説が、これまた分かりやすく秀逸です。


Learn Vietnamese with TVO | The Alphabet

Lanさんは、Annieさんとはまた違った切り口で解説されています。

この人の視点は、「口の中のどこから音をだしているのか」。

特に最も腑に落ちたのが、

ăとeとoの解説に出てくる、"pronounced in your throat"という表現。

throatはです。

つまりăとeとoは、喉から音を出すんです。

日本語にこんな発声方法、ないですよね。

この衝撃的な言葉を知り、日本語の「あ」と「え」と「お」から完全に切り分けて=別物として考えることができるようになりました。

そういえば「ベトナムde大逆転」のHOCさんもこんなことを書かれていました。

むしろ大事なのは「喉」です。喉を楽器のように使い、日本語より深みのある音を出すというか。

ベトナム語の発音が日本人には難しい5つの理由

 

 

以上、紹介した4人の方々は、いっさいお会いしたことのない方々ですが、

僕にとっては、ベトナム語学習の道標を示してくれた師匠たちです。

この師匠たちから学んだ母音の発音を武器にして、次へ進みたいと思います。